フィールド名が適正かを確認します
1つのテーブルに、複数の同じフィールド名を含めることはできません。Excelのデータをインポートするときに、このことを注意する必要があります。
インポートウィザードで、「先頭行をフィールド名として使う」チェックボックスをオンにしたときに、「先頭行にフィールド名として使用できないデータが含まれています。フィールド名として有効が名前が自動的に割り当てられます。」のメッセージが表示されるときは、インポート元のExcelデータの先頭行(項目行)に、同じ項目名が入力されている(「備考」が2つあるなど)可能性があります。
この場合に、インポートウィザードを続けると、同じ項目名の2つ目以降は、「フィールド1」「フィールド2」のように自動的にフィールド名が置き換えられてインポートされます。たとえば、元の表に「備考」が2つあったとすると、「備考」と「フィールドX」となります(Xは数字)。
元のExcelで項目名の重複を避けるには、テーブルに変換するとよいです。同じ項目名があると、自動的に項目名のあとに連番が付きます(「備考1」、「備考2」など)。
また、テーブルに変換するときに、変換する範囲の先頭行がセル結合されていると、変換後に先頭行の項目が「列1」「列2」のようになり、そもそも、そのままAccessにインポートするには適さないデータの持ち方であることに気づきます。
なお、テーブル変換では、避けられないフィールド名の重複があります。Accessのフィールド名は、ひらがな、カタカナ、全角半角を区別しません。たとえば、「ふりがな」と「フリガナ」は同じと見なされます。文字種の違いで、異なるフィールド名にしようとすることはあまりないとは思いますが、この場合は、インポートウィザードの最後でエラーになり、インポートができません。(エラーメッセージの文言は、直接的にはその原因がわかりづらい表現です)。