条件値を保存するためのテーブルを作成します
クエリのデザインビューの「抽出条件」に、条件とする値を直接書かない方法としてパラメータを使うことがありますが、そのほかに、テーブルの値を参照するという手段があります。DLookUp関数は、テーブルやクエリからデータを取得することができます。この関数の結果(戻り値)を条件とします。
たとえば、「売上」テーブルの「売上日付」を条件にして、2014年1月1日から2014年2月28日のデータを抽出したいとき。「日付」テーブルに「日付From」フィールド、「日付To」フィールドを設け、それぞれのフィールドに条件とする日付値、この例では、2014/1/1、2014/2/28を入力しておきます。
データを抽出するためのクエリは、「売上」テーブルを元にして「売上日付」をデザイングリッドに追加し、その抽出条件にはBetweenDLookUp(“日付From”,“日付”)AndDLookUp(“日付To”,“日付”)と書きます。DLookUp関数は、DLookUp(フィールド名,テーブルまたはクエリ名,条件式)の書式で、第2引数に指定したテーブルまたはクエリから、第1引数に指定したフィールドの値を返します(第3引数は省略可能)。
この方法は、複数のクエリで同じ条件を指定するようなときに効果的です。