グラフにしたいセル範囲を正しく選択しているかを確認します
グラフの作成では、グラフにしたい表の範囲を適切に選択することが第一のポイントです。グラフにしたいのは、必ずしも、隣接しているセル範囲とは限りません。離れた範囲を選択するには、Ctrlキーを押しながらドラッグします。
データ系列(棒グラフの棒、折れ線グラフの折れ線などで表現したいデータ項目)が複数あり、それらの数値の差が大きいと(たとえば、販売金額と比率など)、値の小さい方は、グラフになっていても見えません。両者を同じ軸を使って、同じ目盛間隔で表そうとする(値の大きい方を表現できるように調整される)ためです。そこで、一方を第2軸を使って表します。このとき、目には見えていない小さい値のデータ系列を選択するには、「グラフツール」の「レイアウトタブ」内の「グラフの要素」でそのデータ系列を選択します。
図形を利用して、グラフ上の特定の数値を強調したり、情報を付加したりすることができます。グラフの構成要素として図形を使用するときは、グラフを選択した状態で図形を描画します。グラフを選択せずに(つまり、任意のセルを選択した状態で)図形を描画すると、その図形はグラフ上のオブジェクトではなく、ワークシートに配置されたものとなります。この状態でグラフを移動すると、図形はグラフと一緒には動かず、描画した箇所に残されたままになります。