「メッセージの設定」アクションを使用します
アクションクエリやレコードの削除などを実行しようとすると、標準ではAccessからの確認のメッセージが表示されます。一度実行すると元に戻せない操作なので、メッセージを見て確認するのは、通常では有難いことと言えます。
ところが、確実にその操作を実行するには、不都合なことも時にあります。たとえば、マクロを使ってアクションクエリを含む一連の動作を実行したいとき。アクションクエリが実行されることを前提にして、次の処理に続くので、メッセージが表示されたときに、ユーザーが「いいえ」を選択してしまうと期待通りの結果が得られないことになります。ユーザーが躊躇したり、迷ったりすることなく、必ず実行したいときには、メッセージが表示されることがかえって仇になってしまいます。
そうであれば、このメッセージを表示しないようにすればよい。そこでマクロの一連の動作(アクション)の先頭に、「メッセージの設定」アクションを指定し、引数「メッセージの表示」を「いいえ」にします(「いいえ」が既定)。一連の動作の最後にも「メッセージの設定」アクションを指定し、引数「メッセージの表示」を「はい」にします。通常は表示するのを、この処理のために非表示にするので、処理が終わったら元に戻しておくのが作法です。
なお、「すべてのアクションを表示」を有効にしないと、「メッセージの設定」アクションは選択肢に表示されません。