日付関数で1900年の日付を処理して、実際の年との差を加えます
Excelの日付は、1900/1/1 を1として、1日経過すると1ずつ増える数値です。
1900/1/1 より前は、日付値とは認識されません。たとえば、1890/10/15と入力すると文字列になります。これを日付関数の引数に指定すると、エラーになります。
ですが、1900/1/1より前の日付、たとえば、企業の創業年月日を使って、本日現在の経過年を計算したいようなことがあります。このときは、1900年の日付を日付関数で処理して、その結果に実際の年と、1900との差を加えることで求められます。
DATEDIF関数は、DATEDIF(開始日,終了日,単位)の書式で、開始日から終了日までの「単位」で指定した期間を求めます。単位に””Y””と指定すれば、開始日から終了日まで、「満何年か」を算出します。単純に年の差をとっているのでは、たとえば、1970/10/1を開始日、2014/10/15を終了日としたときと、1970/10/31を開始日、2014/10/15を終了日としたときとで結果は異なります。
そこで、1876/10/15から本日まで、満何年かを求めるには、DATEDIF関数の開始日に1900/10/15、終了日にTODAY()、単位に””Y””と指定し、その結果に1900と1876との差を加えます。