レポートのレイアウトを「アウトライン形式」か「表形式」に変更します
ピボットテーブルを作成すると、標準では「コンパクト形式」でフィールドがレイアウトされます。この形式では、ピボットテーブル内に「行ラベル」「列ラベル」と表示されます。
コンパクト形式以外には「アウトライン形式と表形式があり、「デザイン」タブの「レポートのレイアウト」で変更できます。
「アウトライン形式で表示」または「表形式で表示」にすると「行ラベル」「列ラベル」の替わりに、配置したフィールド名が表示されます。行ラベルに1つのフィールドしか無い場合は、どちらでも結果的に同じレイアウトになりますが、複数のフィールドがある場合に違いが出ます。
アウトラインでは各フィールドの先頭の値が表示される位置が1行ずつずれます。たとえば、「列ラベル」に日付、「値」に金額、「行ラベル」に担当者名と得意先名を配置するクロス集計表を作成すると、セルA5に1つ目の担当者名、セルB6に1つ目の得意先名が表示されます(セルB5は空白)。表形式では、どのフィールドの値も表示される行位置は揃います。担当者名はA5、得意先名はB5から表示されます。
ピボットテーブルを他から参照するようなときは、表形式にすると扱いやすいと思います。
また、「レポートのレイアウト」から選択できる「アイテムのラベルをすべて繰り返す」は、アウトライン形式またはコンパクト形式で、行ラベルや列ラベルに複数のフィールドを配置しているときに効果があります。
前述の担当者名と得意先名の例では、標準では、A列に同じ担当者名は1回ずつしか表示されませんが、「アイテムのラベルをすべて繰り返す」を指定すると、A列すべてに担当者名が表示され、一覧表のように扱えるようになります。