2014.10.21
田中裕明
セル結合がされていないか確認します
セルの結合は、表の体裁を整えるときに使いたくなる機能ですが、コピー&ペーストがうまくいかなくなるなど、使った後にやっかいになることがあるので、なるべく避けた方がよいと言えます。
「避けた方がよい」ではなく、「やってはいけない」のは、一覧表としてデータを入力・保存するとき。セル結合をした瞬間に一覧表ではなくなります。並べ替えができません。フィルターをかけてもそもそも正しいデータの持ち方ではないので、適正な抽出結果とは言えません。
なお、セル結合を含む範囲を「テーブル」に変換すると、強制的にセル結合は解除されて、データは結合している左端列のセルや上端行のセルに配置されます。また、「テーブル」では、セル結合はできません。セル結合のコマンドは無効になり、選択できません。
報告書などのフォーマットで、体裁を整えるために、複数列のなかで中央にデータを表示するのは、セル結合の替わりに「選択範囲内で中央」で実現できます。手順は次の通りです。
1.対象のセルを選択
2.「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示
3.「配置」タブにある「横位置」で「選択範囲内で中央」を選択