フィールドコードを設定します
Wordの差し込み文書の「宛先の選択」で、Excelファイルを指定することでExcelのデータを文書中に差し込むことができます。このとき、Excelで設定している表示形式は、反映されません。値(式が入力されている場合は、計算結果の値)のみが反映され、表示は、Wordの標準の形式に準じます。
たとえば、Excelの「日付」列を、Wordの「差し込みフィールドの挿入」で指定するとします。Excelで「2014/7/18」の日付値に表示形式を適用して「平成26年7月18日」と表示していても、差し込みフィールドでは、「7/18/2014」と表示されます。
これを「平成26年7月18日」と表示するには、Wordのフィールドコードを設定します。手順は次の通りです。
1)設定対象の差し込みフィールド(ここの例では「日付」)にカーソルを置いて、Shift+F9キー
2){MERGEFIELD日付}のようにフィールドコードが表示されるので「日付」のあとに\@””ggge年M月d日””と入力。漢字以外はすべて半角で、Mは大文字にします。
3)F9キーを押して更新
これで和暦の日付が表示されます。2)の入力で、記号や英字を全角にしたり、Mを小文字にすると、うまくいきません。
Wordのフィールドコードを設定するほかに、Excelの方で、表示形式を適用した文字列に、日付を変換してしまい、その文字列を差し込み
フィールドに指定するという方法もあります。
そこで使用するのは、TEXT関数です。TEXT(値,表示形式)の形式で「値」に「表示形式」を適用した文字列を返します。
前述の例で、「2014/7/18」の日付値がセルC2に入力されているとするとTEXT(C2,””ggge年m月d日””)とします。
「表示形式」は文字列として入力するので、””””で囲みます。文字列に変換した方の列を、Wordの差し込みフィールドに指定すれば、「平成26年7月18日」と表示されるので、フィールドコードを設定する必要はありません。