某企業において、Excel業務サポートの1回目を実施しました。
実務で直面しているExcelに関する課題解決を現場で支援するものです。
課題は
・以前から使っているデータを継承していて、シートが多い
・必要なシートなのかどうか、よくわからない
・操作をするたびにシートが増えていく
・元データから最終出力までの過程が多く複雑で、トレースができない
といったことで、データの構造を見直すことから始めました。
その際のポイントは
・構造はできるだけシンプルにする
・元データ - 加工(計算・集計) - 出力(レポート)の流れは一方向にする
・コピー&ペーストをせずに、式で参照する
具体的には、一覧をテーブルにする、ピボットテーブルで集計する、GETPIVOTDATA関数で
集計値を参照する、などです。
ピボットテーブルでは、複数の集計の方法や計算の種類を変えることで、1つのフィールドを
複数回使えること、元データをテーブルにすることで、行や列を後から追加しても
ピボットテーブルは更新対象として処理してくれることなど、その有用性に関心を深めていただけたようでした。
次回までの宿題として、最もシートが多く複雑なことをやっていると思われるファイルについて
元データとアウトプットを確認し、アウトプットまでの過程をシンプルにすることに
取り組んでいただき、今回やったことの理解と操作スキルの定着を図ります。