テキストボックスのコントロールソースが指定されていないことを意味しています
テーブルまたはクエリを基にフォームやレポートを作成すると、テキストボックスなどのコントロールが配置され、コントロールソースと名前が自動的に設定されます(ラベルにはコントロールソースはありません)。 コントロールソースは、元になるテーブルやクエリのどのフィールドに紐付けられるかを設定します。
そのコントロールに値を入力すると、コントロールソースで指定された フィールドに値が落とし込まれ(格納され)、そのフィールドに格納されている値がコントロールを通して表示されます。 コントロールソースを持つコントロールは、既定ではコントロールソースと名前は同じに なります。
なお、デザインビューで見たときにコントロール上に表示されているのは コントロールソースです。たとえば、「顧客名」と表示されているテキストボックスでは、 コントロールソースが「顧客名」ということです。
もし、このテキストボックスのコントロールソースをプロパティシートで削除すると 「非連結」と表示されます。非連結とは、どのフィールドとも紐付いていないということを示します。このコントロールソースを設定し直すことで、別のフィールドと紐付けることができます。たとえば、フォームやレポートのレイアウトをある程度整えたあとに、表示の順序を変えたいようなとき(「フリガナ」「顧客名」の順で並んでいるのを、「顧客名」「フリガナ」にしたいなど) 物理的にテキストボックスを入れ替えようとすると、せっかく揃えた配置が崩れてしまいかねません。そこで、コントロールソースを付け替えます。
プロパティシートのコントロールソースに カーソルを置くと、フィールド名を選択する▼が表示されるので、「フリガナ」のコントロールソースを 「顧客名」に、「顧客名」のコントロールソースを「フリガナ」にそれぞれ変更します。
なお、このままだとコントロールソースと名前が一致しないので、名前も変更しておくのがよいです。
このとき、前述の例でもともと「フリガナ」だったのを「顧客名」に直ちに変えようとすると もともとの「顧客名」がまだ存在しているので、同じ名前はつけられない旨のエラーになります。 これを回避するには、もとの方の名前を適当に変更しておけば(顧客名_ など)よいです。