フィールド名に記号が使われていないかどうかを確認します
Accessでは、「名前」をつける場面が多々あります。テーブルやクエリなどのオブジェクト名、フィールド名、フォームやレポートに配置されるコントロール名など。
名前をつけるときには、記号の類はできるだけ避けた方が良いと思います。+や-などの記号を含めた名前をつけることはできるのですが、その名前を利用するときに、そのままだとエラーに遭遇してしまう、エラーにならないように対処する必要がでてくることがあります。
たとえば、関数の引数としてその名前を指定するとき。
DLookUp関数などの定義域集合関数では、第一引数にフィールド名、第二引数にテーブル名やクエリ名を文字列として指定します。そこで、 DLookUp(“”e-mail””,””顧客マスター””)とするとエラーになります。「-」がエラーの要因で、回避するには、フィールド名を[]で括ってLookUp(“”[e-mail]””,””顧客マスター””)とします。
AccessにインポートやリンクをしたいExcelなどのファイル名も注意が必要です。よく見かけるのが、日付を意味するために2014.8.8のようにドットをファイル名に含めるケース。このようなファイル名をもつデータをインポートしようとするとインポートウィザードの最後でエラーになります。
ファイル名には無くとも、それを格納しているフォルダー名にドットが含まれる場合も同様です。
記号を使いたければ、_(アンダースコア)にするのが無難です。