日付関数のDateSerial関数や文字列操作関数を使用します
外部のシステムをAccessに取り込んだ時、日付を表すデータが数字の並びの文字列となっているケースはよく見かけます。「年」は和暦で表されていることもしばしばあります。たとえば、「240601」、「240719」(それぞれ平成24年6月1日、7月19日)など。これを「H24年6月1日」「H24年7月19日」のような表示にしたいときには、クエリを使用して日付値に変換し、それに日付の表示形式を適用するのが比較的シンプルと思います。
日付を表すデータが入力されているのが「日付」フィールドとすると、次のような式をクエリで設定します。Format(DateSerial(Left(日付,2)+1988,Mid(日付,3,2),Right(日付,2)),”ge\年m\月d\日”)
“ge\年m\月d\日”は、入力時は”ge年m月d日”でよく、確定すると\は自動補完されます。DateSerial関数で日付値に変換します。ここでの日付データは、左2桁が年、3文字目から2桁が月、右2桁が日なので、それぞれをLeft、Mid、Rightで切り出してDateSerial(年,月,日)の引数に割り当てます。年は西暦にする必要があるので、1988を加えます。DateSerialの戻り値である日付を、Format関数で和暦の表示形式「ge\年m\月d\日」を適用した文字列にします。
なお、DateSerial関数に相当するExcelのワークシート関数はDATE関数です。