9月3日 Excel2016データ集計テクニック研修を実施しました
- 対象者
Excel経験者(初級~中級レベル)
Excelデータ集計を効率よく習得したい方
- 目的
Excelのデータ活用のための基本的なテクニックを身につける
Excelによる集計処理を正確で早くできるようになる
- 内容
Excelデータ集計の手順として、先ずはデータの持ち方。データベースの定義「ある一定のルールに従って作成された表(一覧表)の集まり」であることから、基本の一覧表のルールについて確認します。代表的な項目として、
・先頭行は表の項目(フィールド名)とし、1行で表す:先頭の項目行は、1行だけを使い、セルの結合はしない。
・1行1明細にする:1件の事実を1行で表す。1行には、1件のみのデータを入力する。
・同じ行には同じ種類のデータを入力する:同じ列には、意味の同じデータのみを入力する。
・1列1意とする:1つの列では、同じ意味のデータを同じように入力する。
・一覧表とそれ以外のデータの間には、空白行または空白列を挿入する:タイトルなどリストそのものとは異なる種類のデータはリストと隣接させない。
次に、並べ替えの方法を確認。日頃何気なく行っている並べ替えですが、右クリックにより効率化を感じて頂けます。フィルターに関しては、集計の基本テクニックとして、有効な手段として確認して頂きます。最後にピボットテーブル。これも多くの受講生が我流で覚えているために、勘違いしやすいポイントを中心に進めます。つまり、最初の一覧表のルールに従って進めていく事で、簡単に作成でき、所謂「クロス集計」というものを体験することで今後の集計作業に大幅な改善がみられるため、大変有効なテクニックとして、身に付けて頂けます。ピボットテーブルをはじめデータベース活用における間違った覚えかたを修正する講座として定評があります。
- 受講生の反応
午前中のExcel超入門講座と同時に参加されていた方が3名おられたので、最初は様子を見ながらの展開。しかし、反応を見てみるとほぼ理解されていると判断し、中盤はややペース上げての展開でした。この「データ集計テクニック」そのものは所謂人気講座ではあります。それはExcelだけでなくデータ集計に関する関心が強いことがわかります。。今回もほぼ全員が日頃からExcelを使用している経験者との事でしたが、新たな発見が多いことに一人一人が気付かれた様子でした。講義中実施する練習問題にも真剣に取り組まれている受講生が多く、途中からレベル調整をしながら慎重にペース配分に気を付けて進行しましたので、特に後半は、スムーズに進めたかと思います。いつもの事ですが、我流にて間違った効率の悪い方法でデータ集計を行っていたことに気付かれ、新たな発見をされる確率が高いのが特徴です。特にピボットテーブルについては、これまで何度か使用する試みをしたものの、使いこなせておられる方は少ないために、受講生からは全員から最高の評価を頂き、内容的にも満足されている様子でした。時間配分もちょうど良い状態で終えることができました。
野住明浩